所変われば

query_builder 2026/07/27

お住み替えに際して、すべてが思い通りになる「完璧な物件」に出会うことは極めて稀です。多くのお客様が、予算や立地、広さなど、何かを優先し、何かを妥協しながら理想の住まいを模索されています。

 

私たちが日頃お預かりする物件の中には、一般的に「難点」や「欠点」と捉えられがちな条件を持つものも少なからず存在します。しかし、「所変われば品変わる」ということわざがあるように、不動産においても見る人やライフスタイルが変われば、その「欠点」が素晴らしい「特長」へと姿を変えることがあります。

 

例えば、「敷地延長(旗竿地)」と呼ばれる物件です。道路に接する部分が細長く、その奥にまとまった敷地がある形状の土地を指します。一般的には、日当たりや風通しに懸念があったり、車の出し入れがしにくかったりといった理由で敬遠されがちです。相場よりも価格が抑えられていることが多いのも事実です。

 

しかし、この敷地延長の物件も、見方を変えれば非常に魅力的な選択肢となります。

例えば、小さなお子様がいらっしゃるご家庭です。前面道路から奥まった場所に玄関があるため、お子様が家を出てすぐに車道へ飛び出してしまう危険性が極めて低くなります。また、道路を行き交う車や人の視線が気になりにくく、静かでプライバシーが保たれた生活空間を確保できるという大きな利点に変わるのです。

 

もう一つ例を挙げます。「急な坂の上にある物件」です。毎日の通勤や買い物を考えると、敬遠される方が多い条件です。しかし、視点を変えれば、見晴らしが良く開放感に溢れ、風通しが良いといった特長があります。また、水害リスクが比較的低い傾向にあり、自然災害への防御力を第一に考える方にとっては、何事にも代えがたい安心感につながります。

 

不動産の価値は、決して万人受けする定規で測れるものではありません。ご家族の構成や働き方、大切にしたいライフスタイルによって、物件に求める価値は千差万別です。

 

不動産に「絶対的な欠点」はなく、あるのは「その人に合っているかどうか」だけなのかもしれません。だからこそ私たちの仕事は、物件情報をそのままお伝えするだけでなく、その物件が持つ特性を、目の前のお客様の暮らし方やご家族の状況に照らして「翻訳」し、お伝えすることだと考えています。

 

一般的な評価軸で「難あり」とされる物件であっても、その特徴を必要としているお客様は必ずどこかにいらっしゃいます。私たちはこれからも、物件の良いところを丁寧に見つけ出し、それを本当に必要としている方にお届けできるよう努めてまいります。


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練馬区不動産売却相談窓口

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